レコチョクがハイレゾ音源の配信開始

レコチョクでは、スマートフォン・パソコン向けに、ハイレゾ音源をFLAC形式の44.1~192kHz、24bitのデータで配信します。ジャンルは邦楽、洋楽、アニソン、クラシック、ジャズまで幅広く取り揃えてあります。価格は、レコチョクの従来の配信フォーマット(AAC形式、320kbps)より高く、例えばアルバムの「『マクロスΔ』ボーカルアルバム Walkure Attack!」(12曲収録)の場合、AAC形式が2000円(税抜、以下同)、ハイレゾのFLAC形式が3000円となっています。同アルバムの通常盤CDの価格は2900円です。9月30日まではキャンペーンが実施されます。キャンペーンのWebサイトから誰でも応募でき、パイオニアのヘッドホンや、USB DACとスピーカーのセット、デジタルオーディオプレーヤー、コルグのUSB DACが用意されています。ハイレゾ音源は、CDに収録できる音質を超えるフォーマットの総称で、FLAC形式(192kHz/24bitなど)やDSD方式(5.6MHz/1bitなど)が中心となって利用されています。楽曲の録音やスタジオでの編集においては、すでにCDの音質を超える仕様で作業が行われていて、一般に配信されるハイレゾ音源はスタジオのクオリティやアーティストの意図を忠実に再現できるフォーマットとして注目されているところです。

倉敷美観地区「ポケモンGO」で集客 割引やバッテリー充電など導入

岡山県内最大の観光地・倉敷市美観地区一帯の店舗で、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」のプレーヤーを対象に、割引などのサービスを導入する動きが出ています。地区一帯がポケモンを捕らえやすい「狩り場」となっているのに着目し、“新規客をゲット”する狙いといえます。「店内バッテリー充電OK」「ポケモンGOユーザー限定 ドリンク全て100円引き」…。美観地区の一角にある宿泊と飲食の複合施設「クオーレ倉敷」は、ポケモンGOの配信開始から間もなく、プレーヤー向けの独自サービスを打ち出しました。美観地区は、ポケモンを捕まえる道具を入手できる場所「ポケストップ」があちこちにあり、出現するポケモンも多いと評判で、連日多数のプレーヤーがそぞろ歩いています。クオーレ内の飲食店でも、多い時は20人以上が椅子に腰掛け、スマホ片手にポケモンを探しています。世界的なブームを商機とする取り組みがある一方で、大勢のプレーヤーが集まり深夜までゲームに夢中になっている現状に、地元からは「本来の観光を」「トラブルが起きないか心配」との声も上がっているのも現状です。同地区で暮らし、町家の再生・調査に取り組むNPO法人倉敷町家トラストの中村泰典代表理事(65)は「地元に説明がないまま、プレーヤーが数多く集まるゲーム設定にされたことには不満がある」と指摘、「せめてマナーを守って楽しんでほしい」と訴えています。