Androidスマホとしてはどうか?というと、プロセッサの性能も高いおかげで、だいたいの操作や処理はクイックで快適です。ちなみにAntutuベンチマークは「76758」程度と高い数値を示しています。ASUSのZenfone3が「63306」程度なので、かなり速いのがわかります。モバイル通信機能も普通に設定できるし、通信速度も不都合がない感じだ。しかし、1つボトルネックがあるのです。それがカメラ機能で、フォーカス速度が、明るい場所ではいいのですが、暗い環境ではやや遅くなってしまいます。Xperia XZやZenFone3など最近の高性能スマホはきわめてフォーカスが速いので、そのあたりではユーザーは違いを感じるシチュエーションがあるかもしれません。とはいっても、実用的に問題があるレベルなわけでもないのです。これはオンキヨーがAVメーカーであり、あまりカメラ周りのノウハウを持っていないのも関係しているかも知れません。しかし、GRANBEATは第一歩に過ぎないのです。これからの進歩が期待できるでしょう。また、GRANBEATの高度なオーディオ機能は現時点では唯一無二であり、GRANBEATを選択するユーザーにはあまり細かいことは気にならないでしょう。それだけ、GRANBEATのインパクトは大きく、GRANBEATが成功すれば、高音質なポータブルオーディオとして使えるスマホが他のメーカーからも生まれることでしょう。GRANBEATは新しいスマホの可能性を開いたのです。