「にわかファン」にはついていけない?世界1億ダウンロード(DL)達成といって騒いでいる「ポケモンGO」ですが、警察庁によると、国内配信が始まった先月22日から今月2日までの12日間で、プレーしながら脇見運転などの交通違反の摘発件数は、実に727件に上ったということです。このようなポケモン狂騒曲は続いているようだですが、一方で「早くもブーム終了か」という声もあるのです。ポケGOのApp Storeの「DLランキング」と「セールスランキング」が先月末、ともに首位から転落してしまったのです。「配信と同時に一気に殺到したので、先行配信した米国と同様、1週間ほどで勢いにかげりが出ても不思議ではありません。業界内でも『ライトユーザーはそろそろ離れていく頃だろう』ともっぱらです」(ゲーム雑誌編集者)自称ポケGOマニアの40代IT業界関係者もこう指摘しています。「強いモンスターがゲットしやすくなるレベル20になるまでは、単純計算で500匹のモンスターを捕まえる必要があります。マニアの間ではレベル20でやっとスタート地点といわれているのですが、どんなにやり込んでも1日に100匹がせいぜいです。そうなると、話題だからと飛びついた“にわかファン”にとってはもはや苦行でしかないのです。それに、GPSにつなぎっ放しのポケGOはものすごくバッテリーを消費します。数時間で切れるということもあるでしょう。仕事でもスマホを使うサラリーマンが続けるのは難しいのです」 おかげで巷の家電量販店では、スマホの携帯充電器の売り上げが前年の6~7倍増ということですから、大した経済効果となっているのです。