Android端末が次世代グラフィックスAPIである「Vulkan」に対応することになりました。元々アンドロイド端末に使われているCPUは高速なものが使われていたのですが、描画能力が弱い・・つまり頭はいいけど手足が遅い、なんてことを言われていたのです。それが今回のVulkanの投入で一気に挽回しそうです。とはいってもこれまでが悪かったというわけでもなく、スマホでゲームをする人は多いですが、コアなゲームユーザーが満足するような高機能の描画能力を持つグラフィックスAPIが必要になったのです。このVulkanの導入によってAndroidアプリのグラフィックスの処理速度は見違えるようなものになると思います。ゲームだけが恩恵を受けるのではなく画面の切り替えなど普通の操作の中にもかなりのキビキビ感となって現れるのは間違いないです。そして対抗するiPhoneのほうですが、こちらはすでに対抗馬としてのグラフィックスAPIが最近の機種から導入されているようです。そういった対抗意識というのも当然働いているのでしょうね。もっともそのような高機能は必要ないからというユーザーには格安スマホがあるのはいうまでもありませんし、ここにきてAndroid陣営の戦略がより明確になってきたといえるのではないでしょうか。